小児科

お子様の病気について

小さなお子さまはうまく症状を伝えられないので、ちょっとした変化でも心配になると思います。
富士診療所では、そんな不安な気持ちを解消できるよう、丁寧にお話をお伺いして、詳しく説明をさせていただきます。
当院では、発熱、風邪(かぜ)、頭痛、結膜炎、鼻水・鼻づまり、のどの痛み、咳(せき)、下痢・嘔吐、腹痛、中耳炎、ひきつけ(けいれん)以下の多岐にわたる小児科一般の病気を診断・治療していきます。

小児科

お子様と親御さんに優しい環境

富士診療所は、ベビー台座やお子様用椅子を設置したトイレと授乳室があります。
おむつ交換や授乳にご利用下さい。また、バギーや大型の車椅子での入室が可能です。

トイレ(ベビー台座)

トイレにはベビー台座やお子様用いすを設置しています。

授乳室

バギーや大型の車椅子での入室が可能です。

授乳室

授乳室には椅子・テーブル・洗面台を設置しています。

一般小児科 Pediatrics

一般的なお子様の症状について

発熱

生後3ヶ月前の赤ちゃんが発熱した場合は、重い細菌感染症である可能性が高いため、他の症状にも気をかけてください。水分が摂れなくておしっこが出ない、嘔吐、顔色が悪い、ぐったりしている、意識がはっきりしない、けいれんなどがある場合は、早めに受診してください。子どもの場合に問題となる「発熱」とは、38度以上を言います。

嘔吐

小さなお子様は、ちょっとした刺激で、よく嘔吐をします。しかし、吐いた後もふだんと変わらず、けろっとしているようなら、そのまま様子を見ていれば良いでしょう。ただし、繰り返し吐いたり、吐いた後もぐったりしているような時は、胃腸や神経の病気による嘔吐の可能性があるので、早めにご相談ください。

腹痛

腹痛とは限らない場合が多く、発熱や他の症状を併発していないかを観察することが大切です。腹痛の原因は風邪、感染性胃腸炎、便秘などが多いのですが、肺炎などの呼吸器疾患、腎尿路の疾患、食物アレルギーなど、様々な原因から腹痛を訴えることがあります。病気の中には緊急を要するものもありますので、早めにご相談ください。

風邪

風邪は鼻から喉までに感染が起こる疾患で、子どもの病気の中でも多く見受けられます。症状はくしゃみ、咳、鼻水、鼻づまり、喉の痛み、発熱、痰がからむなどがあり、鼻や喉の粘膜からのウイルス感染です。大抵は1週間ほどで症状は軽くなり、免疫力で自然に治りますが、症状が強かったり長引いたりするような場合は、早めにご相談ください。

小児アレルギー外来 Allergy

小児アレルギー外来では、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症などのアレルギー疾患を診療します。
アレルギー疾患の診療は、丁寧な問診や診察が大切です。一人ひとりに最も適した治療を行うためには、病気や治療の説明にも十分な時間を要するため、完全予約制となっております。初めてのアレルギー相談の方は、小児科にてご相談ください。

食物アレルギー 原因食物を特定し、食事生活指導を行います。
※食物負荷試験を行っておりますが、アレルギー反応が強い場合には、適切な施設をご紹介させていただきます。
アトピー性皮膚炎 湿疹がアトピー性皮膚炎かどうか診断し、適した治療法、スキンケアを行います。
気管支喘息 副鼻腔炎、細気管炎などと鑑別し、適切な診断、治療、生活指導などを行います。
小児アレルギー外来

乳幼児健診について Infant medical checkup

乳児健診とは

乳児健診は乳幼児健康診査の略で、公費で実施される公的健診と私費による私的健診があります。
公的には、1歳までの乳児期に2回以上と、1歳6ヶ月児および3歳児の健診を各市町村が主体となって実施することになっています。昭島市の場合、1歳までの乳児期には、3~4ヶ月、6~7ヶ月、および9~10ヶ月の計3回の健診と1歳6ヶ月健診、そして3歳児健診を公費で実施しています。

※3~4ヶ月健診と3歳児健診は「あいぽっく」での集団検診となります。
あいぽっくへお問い合わせください。

乳幼児健診

その他の健診

1ヶ月健診、1歳健診、5歳健診、入園、入学時健診、受験や留学の際に必用な健診などご相談下さい。

「6から7ヶ月児健康診査」および「9から10ヶ月児健康診査」

赤ちゃんが健やかに育つためには、定期的な健康診査が必要です。
6から7ヶ月児および9から10ヶ月児は、東京都内の委託契約医療機関において、自己負担なく健康診査を受けられます。

健診の意義 3から4ヶ月児健診に次いで、運動や知能が順調に発達しているかどうかみるとても大切な時期です。ぜひ受診するようにしてください。
受診期間 6から7ヶ月児健康診査:生後6から7ヶ月の期間
9から10ヶ月児健康診査:生後9から10ヶ月の期間

1歳6ヶ月児健康診査

1歳6ヶ月頃は、心身ともに成長がめざましく、日頃の健康管理が大切な時期です。お子さんをすこやかに育てるため、1歳6ヶ月児健康診査(内科)を実施しています。

健診の意義 1歳6ヶ月頃になると転ばないで歩き、意味のある単語を言い、今まで家庭中心で生活していた赤ちゃんが公園や外で母親を安全基地として遊ぶようになります。
このように1歳6ヶ月健診は赤ちゃんがやっと人間らしくなった最初の節目の健診と言えます。
受診期間 1歳6ヶ月に達した日から2歳誕生日の前日まで。
1歳6ヶ月から1歳8ヶ月までの受診をお勧めします。

小児予防接種 Child vaccination

予防接種の意義

ワクチンとは、病原体あるいは細菌を出す毒素の病原体や毒性を弱めたりなくしたりしたものです。これを、接種しておけば病気にならず、体の中に免疫の記憶を残すことが可能となります。つまり、ワクチンの接種により、あらかじめ免疫の記憶をつけておけば、いざ本当の病原体が体の中に入ってきたときにすばやく免疫によって体が守られ、病気にかからずにすむというわけです。そしてワクチンを接種することを予防接種といいます。
ワクチンで予防できる病気のことをVPD(Vac-cine Prevenbtable Diseases)といいます。多くの感染症のなかで、VPDはワクチンで予防するのが現代の感染症の基本です。

予防接種の意義
病気に自然に係った場合の免疫反応とワクチンの役割
いくつかのワクチンを同時に体の別の部位に接種します

同時接種について

例えば、生後2ヶ月で予防接種の外来に行ったとします。まず最初に口からロタウイルスワクチンを飲み、次にヒブワクチンを左の腕に、そして肺炎球菌ワクチンを右の腕に、最後にB型肝炎ワクチンを左の太ももに同時に接種します。いくつかのワクチンを同時に接種することは、何となく怖いとか、大丈夫かなと不安に思われる方は多いと思います。日本では、乳幼児に接種できるワクチンが増えてきた2008年以降、同時接種が必要となってきました。国内で同時接種の歴史が浅いのも同時接種に対して不安となる理由の一つかもしれません。
現在、子どもに接種できるワクチンのどのような組み合わせでも安全に接種できることが今までの研究でわかっています。

予防接種の同時接種

公費で受けられる定期予防接種

0歳の予防接種スケジュール
予約の有無 ワクチン説明
ヒブワクチン

不要

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小児用肺炎球菌ワクチン

不要

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B型肝炎ワクチン

不要

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ロタウイルス※1

不要

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四種混合
(百日せき・ジフテリア・破傷風・ポリオ)

不要

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五種混合※5
(百日せき・ジフテリア・破傷風・ポリオ・ヒブ)

不要

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予約の有無 ワクチン説明
BCG

不要

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麻しん風しん混合(MR)

不要

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水痘

不要

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おたふく※2

不要

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日本脳炎※3

不要

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二種混合

不要

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子宮頸がん※4

必要

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※1「ロタ」:2020年10月から助成が始まりました。(8月生まれの方から)
※2「おたふく」:2020年4月から、初回接種に対して一部助成が始まりました。
1歳以上3歳未満の昭島市民の方(1歳の誕生日の前日から3歳の誕生日の前日まで)
(注)過去におたふくかぜの予防接種を受けたことがある方(全額自己負担)おたふくかぜにかかったことがある方は除く
※3「日本脳炎」:接種差し控えの影響を受けた平成7年4月2日~平成19年4月1日生まれの方は、未接種分(残りの回数分)について20歳未満まで公費での接種が可能です。
※4「子宮頸がん」:平成25年6月14日より、厚生労働省は子宮頸がん予防ワクチンの接種の積極的推奨を一時的に差し控えるとしました。
※5 五種混合は四種混合およびヒブワクチンの接種歴がない方が接種対象となります。
四種混合またはヒブワクチンの接種歴がある方は原則として同じワクチン接種を続けてください。 

※現在感染予防の観点から乳幼児健診・予防接種は日時指定のご予約制とさせて頂いております。
WEBまたはお電話で予約をお取りのうえご来院ください。
指定日にご都合がつかない場合はご相談ください。

※三種混合、不活化ポリオ、子宮頸がんの3つは受付窓口にてご相談ください。
※接種スケジュールから外れてしまったり、公費の助成期間が過ぎてしまった場合はお電話でご相談ください。

任意予防接種

予約の有無
季節性インフルエンザ

不要

おたふくかぜ二回目

必要

A型肝炎

必要

破傷風

必要

※公費の助成期間が過ぎてしまったワクチンは、自費での接種が可能なものもあります。まずはお電話でご相談ください。

育児・発達相談について Consultation

お子様の発達や育児
について

子育ての悩みは尽きない…本当にその通りだと思います。
気軽にママ友や両親に相談するママもいらっしゃいますが、実家が遠かったり、周りに子育てママがいなかったりする環境では相談できる相手もおらず、一人で悩みを抱えてしまうなんて方もいますよね。
そういったとき、気軽に相談できる人や場所があれば子育てもきっと楽になります。
また決して一人で悩みを抱え込まないよう、富士診療所は子どもの発達や育児について、不安や悩みなどの相談に応じます。
当院は保護者と一緒に問題を捉え、問題の解決に向けて支援します。

次のような心配があったら、相談してください。
  • 首のすわりが遅い、抱きにくい、はいはいをしない、なかなか歩かない、歩き方がぎこちない
  • おもちゃなどに手を出さない、あやしても笑わない、おとなしすぎる
  • 呼んでも振り向かない、目が合わない
  • ことばが遅い、うまく話せない
  • 幼稚園、保育園の集団生活になじめない
  • 保護者自身が子どもとの遊び方が分からない、育児に不安がある
  • 動きが激しく落ち着きがない、友達とうまく遊べない